こんにちは、オーナーのTaichiです。
みなさんはポートフォリオって準備されていますか？？ これから映像クリエイターとして活動していこうと思っている方が直面する悩ましい問題というのがポートフォリオだったりしますよね。私も教育現場においては、多くの生徒さんから「ポートフォリオを作ろうと思ってるんですけど、どんなものを作ったらいいかわからない」というご相談をよく受けますので、今回は自分なりのポートフォリオの意味と活用法についてご紹介してみようと思います。
ポートフォリオって一体何ですか？？
ポートフォリオ（Portfolio）とは、イタリア語のPortafoglio（ポルタフォリオ）という言葉が語源になっているようです。またPortafoglioには「札入れの財布」という意味もあるようで、「Porta」は英語のPortableという意味合いに通じているそうな…。 この言葉が語源となって、様々な業界で使われている言葉となっているわけですが、概ね私たちが身を置いているクリエイティブ業界では
「作品集」
という認識で捉えていることが多いのではないでしょうか。
大体どのサイトで検索をしてみても「作品集や実績集」などといったニュアンスで表記されているかと思います。 これは確かにPorfolioという単語の意味を拾った場合は作品集などという訳で正しいかと思いますが、実際に仕事での活用までを考えた場合、この意味だとポートフォリオの本来の意味や効果を発揮しにくい部分ってあると思うんです。 今回はそれについて個人的な見解を下記にご紹介して行きます。
ポートフォリオの本当の？意味とはなんだろうか？
先日このようなツイートをしました。
何回もツイートしてる内容だけど、
— Taichi@Cross Effects (@CrossEffects) June 1, 2020
ポートフォリオは自己紹介動画ではない。
じゃあ実績集？
う〜ん正解ではない。
大抵の人にとってはそれでいいのかもだけど、この考えだと半分以上、いや8割り近く損してます。
もう一歩二歩先を考えないといけないと思います。
あ、ちょっとトイレに行ってくる。
上のツイートに書いている通り、ポートフォリオを自己紹介動画や実績集として考えている場合、もしかすると相当な可能性やチャンスを逃しているかもしれないよ！というような内容を書かせていただきました。
まずはじめにポートフォリオがなぜ必要なのかを考えてみましょう。
ポートフォリオが必要な時とは？
まずパッと思いつくのは当然、クライアントが新しいお仕事やプロジェクトをあなたに依頼できるか判断してもらう時ではないでしょうか？ SNSやオフラインなどでお仕事の依頼を見かけた時に、自分はこういうものができます、または作ってきましたという意味で過去の作品集をクライアントにお見せして、お仕事を依頼するのに問題ない人かどうかを判断してもらうのに使いますよね？
もちろん不正解ではないです。ただあくまで私はその認識だとお仕事を獲得していく上では相手のことを考えていなさすぎるというか、色々と弱いかなと思っている部分があるということです。
（例えばよっぽどすごい作品集で、そうそうたるクライアントの依頼をこなしてきたような一級レベルのクリエイターならまだしも…。）
過去作品集という考え方ではダメな理由
従来の過去作品集という考えだと弱いという理由。それはこれから書く内容ではっきりと感じていただけると思います。従来の考え方だと、あまりにも受け身すぎるんですよね…。
よく考えてみましょう。 クライアントが依頼をしてくるには必ず何かの依頼目的が存在します。 それに対して、あなたは「これが私の過去の作品集です」と提示します。 それを受け取ったクライアントはどのように感じるでしょうか？？
もしかしたら「とても素晴らしい！あなたというクリエイターはスキルや人柄、責任感共にとても安心できる人だ！！」 と思ってくれるかもしれませんね。
いえいえ、残念ながらこれでは弱すぎなんです。ポートフォリオを提出してスッと上手くいく時なんて、クライアントのリストにあなたと見比べる相手がいないか、ある程度事前にあなたのことを評価してくれている時などではないでしょうか？
確かにもしかしたら過去作品集という意味合いのポートフォリオで、幸運にもあなたは素晴らしいクリエイターであることは証明されるかもしれません。
しかしこのケースは稀と思っていた方がいいのも事実です。
ポートフォリオ提出を求められる多くのケースでは、公募という形が多く、たくさんのクリエイターが同じような過去作品集を提出してきます。中にはきっと素晴らしい実績集の人もいらっしゃることでしょう。
でもちょっと待ってくださいね。例えばこのブログを読んでいただいてるあなたがクライアントだと仮定して、そんな無数に送られてくる過去作品集、そしてその中に膨大な数のコンテンツが収容されている中で、本当に全部に目を通しますか？全部とは大袈裟かもしれませんが、どれを見たらいいかなんてわからないと思いませんか？以前私も同様に公募にて仕事を依頼させていただいたことがありますが、この例に則って送られてきたポートフォリオに関しては残念ながらB組に振り分けるという形になったことを覚えています。
ということで、ここから自分が考えるポートフォリオのあり方・活用の仕方について以下にしっかり記載していきます！
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